背景など、何でもいいと思っていた!
メッサーは完成している。
なのに写真を見ると、床の継ぎ目、壁紙の模様、部屋の生活感。
「機体を見せたいのか、部屋を紹介したいのか!」
そういう写真になってしまった。
そこで100均の白と黒の背景紙を使ってみた。
たった紙一枚。
そんなもので写真が変わるのか?
ならば実際に試すまでだ!

背景紙は曲げるのだ。折るのではない!

背景紙を壁から床に向けてゆるやかに曲げる。
これで壁と床の境目が消える。
画用紙に折り目を付けてしまっては、今度はその線が写真に写る。
「境目を消したいのに、新しい境目を作ってどうする!」
マスキングテープで固定して撮影場所を作った。
白背景。明るさだけで勝てるというのか?

白い背景では、メッサーの赤とベージュが明るく見える。
全体の形も分かりやすい。
しかし、背景が明るくなりすぎる部分もある。
白い背景なら何でも美しく撮れる?
そんな単純な話ではなかった。
光を当てれば紙も反射する。
そこに気づかず、さらにライトを強くすれば、明るさだけが暴走する。
黒背景。暗闇にすればよいというわけではない!

黒い紙に変えてみた。
おお、機体が引き締まって見える。
余計なものが目立たなくなり、装甲の色も印象的になる。
しかし、黒い紙なのに灰色っぽく写っている場所がある。
「黒いのに黒くないとは、どういうことだ!」
答えは簡単だ。
黒い紙だって光を反射する。
背景を黒くすれば自動的に真っ黒な写真になるわけではない。
LEDの位置、露出、紙の質感を考えなければならないのだ。
シナンジュにも黒背景を与えてみた

光沢仕上げのシナンジュでは、赤と金の装飾が目立つ。
だが、背景を黒にしても装甲の強い反射は消えない。
背景と照明は別の問題だ。
一つ解決したから、すべて解決したと思うなということらしい。

ナイチンゲール。君は大きすぎる!

ナイチンゲールでも試そう。
そう考えて背景紙の前に置いた。
……収まらない。
「機体が大きければ、背景紙だって大きくなければならないだろう!」
まったくそのとおりである。
大型機は本体だけでなく、武装や肩部、バインダーの広がりも考える必要がある。
これは撮影してみなければ分からない失敗だった。
結論:白も黒も、使いこなしてこそ背景だ!
| 背景 | 向いている写真 |
|---|---|
| 白 | 工作・塗装記録、明るい完成写真 |
| 黒 | 雰囲気や機体の存在感を重視した写真 |
今回の写真では黒背景の仕上がりが好みだった。
だが、すべてを黒背景で撮ればよいとは思わない。
必要なのは目的だ。
白か黒かを選ぶ前に、何を見せたいか決める。それが撮影というものではないのか!
ただし、ナイチンゲールにはもう少し大きな背景紙を用意しよう。
物理的な大きさだけは、気合いでどうにかなるものではない。




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