光らせればいい? その考えが失敗を生む!
光沢仕上げのシナンジュ。
赤い装甲、黒と金の装飾。
実物を眺めれば、なかなかの存在感がある。
よし、撮影しよう。
LEDライトを当てる。
……まぶしい。
装甲に白い反射が走り、赤い色が見えにくい。
「光沢を見せたいのに、光沢が邪魔をするというのか!」
何とも皮肉な話である。
だが、原因が分からなければ改善もできない。
今回はシナンジュを使い、LEDライトの位置とレフ板によって反射がどう変わるのかを調べてみた。
まずは室内照明のみ。暗ければよいというものではない!

光沢の反射を避けたい。
ならばライトを使わなければいい。
……そう考えて撮影すると、今度は機体が暗い。
「反射がなくなったから成功だと? 肝心の装甲が見えなくてどうする!」
反射を減らすことと、写真を美しくすることは同じではない。
光を追加する必要がある。
LED斜め45度。光沢の存在を思い知れ!

LEDを斜め45度から当ててみる。
赤い装甲が明るくなる。
金色の装飾も分かりやすい。
しかし、光沢面には強い反射が現れる。
メッサーのようなつや消し機体とは違う。
光沢のある装甲では、光がどこに映り込むかも考える必要があった。
ライトを横へ動かせ。反射を固定するな!

今度はライトを真横に置く。
すると、反射する位置も変わる。
光が当たる方向を変えれば、反射の形も変わる。
当たり前のことかもしれない。
しかし、実際に写真を並べると、その違いがよく分かる。
「ライトを動かすだけで変わるのなら、なぜ最初から動かさない!」
それが分かれば苦労はしない。
だから実験しているのだ。
正面照射。明るさは正義ではない!

ライトを正面へ。
装甲全体は明るく見える。
だが、光沢面では反射が強くなる場所もある。
明るさを求めれば求めるほど、美しくなるとは限らない。
必要なのは、光を増やすことではなく、反射を整えることなのだ。
白レフ板。君まで光を返すのか!

白レフ板を追加した。
影を補うための道具である。
ところが、光沢仕上げでは返された光も映り込む可能性がある。
つや消し機体で使いやすかった方法が、光沢機体でも最適とは限らない。
「同じ撮影方法で、すべての機体を美しく撮れると思ったのか!」
そんな便利な法則は、今回の実験では見つからなかった。

失敗例。光沢が暴走した!
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これが今回の失敗写真。
強い反射で装甲の一部が白っぽく見える。
赤い色が失われ、細部も見えにくい。
「これではシナンジュではなく、光の塊ではないか!」
……少し大げさだが、撮影した本人としてはそう言いたい。
なお、白く見える部分がすべて画像データ上で完全に白飛びしているとは限らない。
ここでは強い反射によって色やディテールが失われて見えることを問題にしている。
改善例。光を制御するのだ!
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ライトの位置を調整した。
強い反射が入る場所が変わり、装甲の見え方も変化した。
反射を完全になくそうとしたわけではない。
シナンジュの光沢は残したい。
だが、赤い装甲も見せたい。
その両方を考えて位置を調整する。
※構図や撮影距離にも違いがあるため、照明位置だけの厳密な比較ではない。
つや消しと光沢。なぜ同じ方法ではいけない!


メッサーとシナンジュを比較してみる。
つや消しのメッサーでは、主に明暗による立体感を考えた。
しかし光沢のシナンジュでは、強い反射がどこに発生するかが重要になった。
「同じガンプラなのだから、撮影方法も同じでいい?」
違う!
表面仕上げが違えば、光への反応も違う。
対象が変われば、方法も変えなければならない。
結論:光沢を消すな。だが、光沢に支配されるな!
今回分かったこと。
光沢仕上げでは、ライトの位置によって反射の場所や強さが変わる。
強い反射が邪魔なら、照明の位置を調整してみる。
暗部を補いたいなら、レフ板も試せる。
しかし、反射を消すこと自体が目的ではない。
光沢を美しく見せながら、装甲の色も形も伝える。そのために光を使うのだ!
塗装が完成しても、撮影まで完成するとは限らない。
また一つ、やるべきことが増えてしまった。
まったく、ガンプラという趣味は!





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